結婚生活を失敗した、と思う人の中には、「結婚生活における経済的基盤」への見通しが甘かったというケースも少なくありません。
「お金で幸せは買えない」「愛があればお金なんて」という言葉をよく聞きますが、現実問題として「お金がなければどうしようもないこともある」「お金で解決する問題は多い」というのも事実です。お金があれば、結婚生活の中にも精神的な余裕が生まれますからね。
現在の日本の結婚生活は「夫が主に稼いで家計を支える」というスタイルの夫婦が圧倒的に多いですが、夫婦としての、家庭としての経済的な基盤を築いていく責任は、夫だけに押し付けられる時代ではありません。不景気の現在、男性1人の力で家族を十分に養っていけるだけの経済力を持つのは困難になってきていますし、また、勤め先の経営状態によっては「いつ職を失うかも分からない」「リストラされてしまった」という状態になってしまう可能性は否定できません。
経済的な問題を夫だけに丸投げするのではなく、妻も経済的な戦力となるのを積極的に考えることが大切な時代になってきたといえるでしょう。たとえ「今は子育て優先なので外で働かない」というスタンスであっても、いざという時は自分が働いて家計を支えるという覚悟ができ、その力もある妻なら、職を失うなどして自信を無くしかけている夫に対しても「自分が頑張ればしばらくは何とかできる」という精神的な余裕もあるため、夫をやさしく励まし、また立ち上がらせることもできます。
逆に、妻に経済力がまったくない状態では、妻に精神的な余裕がないため、夫に「早く再就職しなさいよ!」とプレッシャーをかけるばかりになるケースも多く、これが夫にとっては心身ともに大きな負担となってしまい、悪いスパイラルに陥ってしまいがちなのです。